子宮筋腫と閉経の関係性とは、閉経後に現れる子宮筋腫の症状には注意

女性ならば誰もが経験する「月経」は子宮筋腫の症状に大きく関わっていると考えられています。子宮筋腫ができやすい時期としては女性ホルモンの分泌が増加する時期が挙げられますが、そこに深く関係しているのが月経なのです。

月経のない赤ちゃんや幼児には子宮筋腫の症状は見られませんが、月経が始まりからだが成熟し始める時期になると子宮筋腫ができやすくなっていく傾向が強く見られています。

さらに月経を繰り返していくことも子宮筋腫が大きくなる原因の一つとして考えられていることもあるため、月経と子宮筋腫は切り離せないものと言えるでしょう。

では、月経が終わる「閉経」の状態になると子宮筋腫の症状はどのように変化していくものなのでしょうか?ここからは閉経による子宮筋腫の変化について見ていくことにしましょう。

まず閉経とは、卵巣から分泌されている女性ホルモンが止まる現象のことを指します。一般的には50歳前後の時期が閉経の時期とされ、その後は毎月あった月経がなくなります。

こうして閉経によって女性ホルモンの分泌量にも変化がもたらされるため、子宮筋腫の症状にも変化が現れていきます。

もし子宮筋腫ができていた場合でも、閉経によって筋腫の大きさはだんだんと小さくなっていきますし、閉経後ならば子宮筋腫の症状が起きる状態ではなくなっていきます。

子宮筋腫の治療法の一つに「ホルモン療法」がありますが、このホルモン療法は人工的に閉経の状態を作ることで子宮筋腫を小さくしていく治療法になります。

閉経の状態を作ると女性ホルモンの分泌を止めることができるため、子宮筋腫の大きさも小さくすることができるのです。

ホルモン療法は多くの子宮筋腫患者に使われている治療法ですが、閉経前後の時期に当てはまる患者には特に多く使われている治療法でもあります。

一般的に閉経前後の時期に子宮筋腫が見つかった場合には、ホルモン治療を受けるか、または症状の経過を見ていくかのどちらかになります。

手術をしないで大丈夫なの?と不安に感じる方々もいらっしゃるかもしれませんが、閉経前後の年代の患者であれば近い時期に閉経することが考えられるため、手術などはせず経過を見ていくことで子宮筋腫を自然に小さくしていくことができるというわけですね。

しかし、閉経後に子宮筋腫の症状が現れた場合は注意が必要となります。これは稀な例ではありますが、閉経したのにもかかわらず子宮筋腫が大きくなっていくという場合や閉経後に子宮筋腫ができたという場合は「子宮肉腫」であることも考えられます。

子宮筋腫の症状が閉経後に現れた場合は定期的に検査を受ける必要がありますので、少しでも体調に変化が見られた場合はすぐに婦人科を受診してください。そして医師とよく相談の上、適切な治療を始めていきましょう。


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