子宮筋腫のGnRHアゴニスト療法で使用する「リュープリン」の効能
子宮筋腫は、現在では女性の4人に1人は見られている婦人科系の病気の一つです。腫瘍の一種ですが、良性である場合がほとんどであるため筋腫ができていることによる症状が重くならない限りは問題なく生活を送ることができることが特徴です。
子宮筋腫ができることによって起きる症状は、主に月経に関わる症状になります。月経時の経血量が増加することを初め、経血量の増加に伴って月経痛が現れたり、貧血の症状が現れたりといったように、子宮筋腫は月経に大きく影響を及ぼす病気となっています。
さらに妊娠中など女性ホルモンの分泌が増加する時期は子宮筋腫が大きくなりやすい時期とも考えられているため、女性ホルモンの分泌量を抑制することで子宮筋腫の症状を改善していく治療方法があります。それが「ホルモン療法」になります。
子宮筋腫は手術でも治療することが可能ですが、筋腫が小さかったり症状が軽かったりする場合などは、ホルモン療法によって治療することが可能です。
ホルモン療法は女性ホルモンの分泌を止める効果があるため、ホルモン療法を行っている時期は閉経状態になります。卵巣から女性ホルモンが分泌されなくなるので、月経がなくなるというわけです。
子宮筋腫の症状は女性ホルモンによって悪化していくと考えられているため、こうして人工的に閉経状態にすることで子宮筋腫を小さくして治療をしていくということになります。
そしてこのホルモン療法で使われている薬が「リュープリン」になります。ここからは子宮筋腫のホルモン療法に用いられるリュープリンについて詳しく見ていくことにしましょう。
リュープリンはホルモン療法の「GnRHアゴニスト療法」で使用される薬になります。リュープリンの他にも「スプレキュア」や「ナサニール」といった薬も使用されています。
スプレキュアやナサニール点鼻薬ですが、リュープリンの場合は注射による治療になります。4週間に1回の頻度でリュープリンを皮下注射することでホルモン療法を行っていきます。
通常使われるのはリュープリン1.88ですが、子宮筋腫の症状が重い場合はリュープリン3.75が使用される場合もあります。また、初回の投与は月経周期が105日目である場合に行うことになっています。
リュープリンの投与を始めた時期は「性腺刺激ホルモン」の濃度が上昇することから出血が増えることもありますが、この現象については心配いりません。
リュープリンによって下垂体が強く刺激され、「フレアーアップ」という現象が起きることで出血が増えてしまっていることが原因となっているので、徐々に症状は和らいでいきます。
しかし、「粘膜下筋腫」である場合は注意が必要です。粘膜下筋腫の場合は月経過多の症状が見られることがありますが、その出血によって貧血の症状が悪化してしまう恐れが高まります。
粘膜下筋腫である場合は医師とよく相談した上でリュープリンを使用しましょう。
切らずに子宮筋腫を治療、人工的に閉経の状態を作る「ホルモン療法」
子宮筋腫の治療法には「核出手術」や「全摘手術」といった手術や、新たに注目を浴びている「子宮動脈塞栓術(UAE)」や「集束超音波(FUS)」といった治療法が見られていますが、「ホルモン療法」も主な治療法の一つとなっています。
ホルモン療法という言葉を聞いたことがある方々もいらっしゃるかと思いますが、実際にはどのような方法で治療してものなのでしょうか?ここでは子宮筋腫のホルモン療法について詳しく紹介していきたいと思います。
子宮筋腫が大きくなる原因として、女性ホルモンの分泌が大きく関わっていると考えられています。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類がありますが、このホルモンが分泌することで子宮筋腫が大きくなってしまうので、筋腫の症状を改善するためにはホルモンの分泌を抑えなければなりません。
そこでホルモン療法が使われるというわけです。ホルモン療法はエストロゲンやプロゲステロンの分泌を止め、人工的に閉経状態を作り出すという治療法になります。
閉経とは月経が終わる現象ですが、一般的には50歳前後の時期に閉経すると言われています。閉経すると卵巣から分泌される女性ホルモンが止められるため、閉経前に子宮筋腫ができていたとしても症状はだんだんと抑えられていきます。
その閉経状態をホルモン療法によって作り出すことで、大きくなった子宮筋腫を小さくしていくことができるというわけです。
ホルモン療法を行うと閉経状態、つまり月経が止まるので、月経痛もありませんし筋腫の症状も徐々に小さくなっていきます。一般的にホルモン療法は、月1回の注射によって行うか点鼻薬によって鼻の中から注入するといった治療法になります。
症状が軽い子宮筋腫の場合にもちろん適していますし、手術を受けるほどではない子宮筋腫の場合もホルモン療法によって治療していくことができます。
手術を受ける時間がない場合は、手術を受けるまでの間に受ける治療法としてもホルモン療法は使われています。
このように、ホルモン療法は子宮筋腫の改善にはとても効果がありますが、治療費が高額であるため治療を行うのは約半年以内となっています。
また、副作用としてもいくつかの注意点があるので、あらかじめ注意しておくことが必要です。まずホルモン療法を行うことで更年期障害の症状が重くなる場合が考えられます。
そしてホルモン療法を行うと女性ホルモンのエストロゲンの量が減少していくため、骨に必要なカルシウムの量もそれに比例して減少し、骨粗鬆症になりやすくなる傾向も強く見られています。
このようなホルモン療法による副作用もありますので、ホルモン療法によって子宮筋腫を治療する場合は医師と細かい点まで相談し、皆さんが納得した上で治療を受けるようにしてください。
子宮筋腫と閉経の関係性とは、閉経後に現れる子宮筋腫の症状には注意
女性ならば誰もが経験する「月経」は子宮筋腫の症状に大きく関わっていると考えられています。子宮筋腫ができやすい時期としては女性ホルモンの分泌が増加する時期が挙げられますが、そこに深く関係しているのが月経なのです。
月経のない赤ちゃんや幼児には子宮筋腫の症状は見られませんが、月経が始まりからだが成熟し始める時期になると子宮筋腫ができやすくなっていく傾向が強く見られています。
さらに月経を繰り返していくことも子宮筋腫が大きくなる原因の一つとして考えられていることもあるため、月経と子宮筋腫は切り離せないものと言えるでしょう。
では、月経が終わる「閉経」の状態になると子宮筋腫の症状はどのように変化していくものなのでしょうか?ここからは閉経による子宮筋腫の変化について見ていくことにしましょう。
まず閉経とは、卵巣から分泌されている女性ホルモンが止まる現象のことを指します。一般的には50歳前後の時期が閉経の時期とされ、その後は毎月あった月経がなくなります。
こうして閉経によって女性ホルモンの分泌量にも変化がもたらされるため、子宮筋腫の症状にも変化が現れていきます。
もし子宮筋腫ができていた場合でも、閉経によって筋腫の大きさはだんだんと小さくなっていきますし、閉経後ならば子宮筋腫の症状が起きる状態ではなくなっていきます。
子宮筋腫の治療法の一つに「ホルモン療法」がありますが、このホルモン療法は人工的に閉経の状態を作ることで子宮筋腫を小さくしていく治療法になります。
閉経の状態を作ると女性ホルモンの分泌を止めることができるため、子宮筋腫の大きさも小さくすることができるのです。
ホルモン療法は多くの子宮筋腫患者に使われている治療法ですが、閉経前後の時期に当てはまる患者には特に多く使われている治療法でもあります。
一般的に閉経前後の時期に子宮筋腫が見つかった場合には、ホルモン治療を受けるか、または症状の経過を見ていくかのどちらかになります。
手術をしないで大丈夫なの?と不安に感じる方々もいらっしゃるかもしれませんが、閉経前後の年代の患者であれば近い時期に閉経することが考えられるため、手術などはせず経過を見ていくことで子宮筋腫を自然に小さくしていくことができるというわけですね。
しかし、閉経後に子宮筋腫の症状が現れた場合は注意が必要となります。これは稀な例ではありますが、閉経したのにもかかわらず子宮筋腫が大きくなっていくという場合や閉経後に子宮筋腫ができたという場合は「子宮肉腫」であることも考えられます。
子宮筋腫の症状が閉経後に現れた場合は定期的に検査を受ける必要がありますので、少しでも体調に変化が見られた場合はすぐに婦人科を受診してください。そして医師とよく相談の上、適切な治療を始めていきましょう。
子宮筋腫の予防は食生活の改善から、筋腫を予防する効果のある食べ物
現代女性の4人に1人に見られると言われている「子宮筋腫」。子宮筋腫自体は良性の腫瘍ではありますが、筋腫ができていることが原因で月経時に経血量が増加したり、貧血の症状が現れたりと、体に何らかの影響を及ぼす恐れも考えられる病気であることは事実です。
子宮筋腫ができていても問題なく生活できる場合もありますが、体調の変化を来す場合も大いに考えられることなので、子宮筋腫ができている場合は適切な対処が必要となります。
では、そもそも子宮筋腫はどうしてできてしまうのでしょうか?子宮筋腫ができる原因については、月経を繰り返すことや女性ホルモンの分泌など非常に様々な要因が考えられていますが、ここでは子宮筋腫をできにくくする体を作るための予防法について紹介していきたいと思います。
子宮筋腫の治療は主に手術やホルモン療法などで行われることが一般的となっていますが、食生活を改めることで子宮筋腫を予防・改善することもできます。
そこでまずは、子宮筋腫を予防することができる食べ物について見ていくことにしましょう。食生活は私達の健康に関わるとても重要なものです。
食事を摂ることで健康に良い効果があることもあれば、悪影響が及ぶこともありますから、健康状態に何らかの変化が見られた場合は食生活を改善してみることが得策なのです。
では、子宮筋腫を予防することができる食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか?まずは毎日欠かさず食べる主食から見直していくことにしてみましょう。
皆さんはいつも主食はご飯を食べているでしょうか?それともパンを食べているでしょうか?子宮筋腫を予防するためには洋食よりも和食の方が効果があるとされているので、主食はパンよりもご飯を食べることをおすすめします。
さらにおすすめなのは、白米ではなく玄米を主食とすることになります。玄米を食べることによって子宮内の細胞が引き締まると言われていることから、子宮筋腫をできにくくすると考えられているのです。
子宮筋腫ができる原因は女性ホルモンの分泌が増えることも考えられていますが、子宮内の細胞の代謝が悪くなってしまうこともまた原因の一つとなっているようです。
玄米には細胞の代謝を良くする効果があるとされていることから、筋腫ができにくい子宮にすることができるというわけですね。
その他、ゴボウ、にんじん、レンコン、大根といった根菜類を食べることでも子宮内の細胞の代謝を助けることができると言われています。子宮筋腫の予防のために、ぜひ玄米や根菜類を食べてみてください。
また、子宮筋腫の予防には食事だけではなく適度な運動も重要なポイントとなっています。毎日続けられる適度な運動を生活に取り入れることで、健康維持にも繋がりますので、食生活の改善と共に継続できる運動も始めてみることをおすすめします。
子宮筋腫の改善には食事のバランスが重要、和食による食事療法の効果
子宮筋腫の治療は手術やホルモン療法などによって行われることが一般的ですが、皆さんが自分自身で子宮筋腫の症状を改善していくこともできるのです。
そこで大きく関わってくるのが「食事」になります。ここでは子宮筋腫の食事療法について紹介していくことにしましょう。
皆さんは普段どのような食生活を送っていますか?毎日規則正しく食事を摂れているでしょうか。食事のバランスが悪いことは様々な病気の原因にもなりますし、健康維持の妨げにもなるものです。
生活習慣病などはもちろん、子宮筋腫を初めとした婦人科系の病気にも食事のバランスは大きく関わっています。そこで治療方法の一つとして、食事療法が挙げられるというわけです。
では、子宮筋腫の食事療法においてはどのような食事を摂ることが良いとされているのでしょうか?私達はいつも様々な食事を摂っていますが、バランスの良い食事の代表格としてはやはり一番に和食が挙げられます。
日本人にとって和食はとても慣れ親しんだ食事ですが、最近は和食ではなく洋食を好む傾向が強く見られています。例えば朝食はご飯ではなくパンを食べるとか、味噌汁ではなく洋風のスープを好んで食べることの方が多い、といった現状があります。
特に朝はパン食であるといった家庭は非常に多く、単身世帯ではご飯を炊く習慣がないという場合も多く見られています。
もちろん洋食を好んで食べることはいけないことではありませんが、日本人にとってバランスの良い食事の基本はやはり和食となります。
日本人の体に適した栄養バランスが取れている和食は、様々な病気の予防・改善にぴったりの食事なのです。
栄養バランスがしっかり取れていれば健康を維持することができますから、女性の月経不順や月経過多といったトラブルなどが起きることも少なくなります。そのため和食を中心とした食事療法は、子宮筋腫の症状の改善に効果があるとされているのです。
皆さんは普段どのくらい和食を食べる機会があるでしょうか?3食とも和食を食べている方々もいれば、1日のうちに全く和食を食べないという方々もいらっしゃると思いますが、子宮筋腫の症状を改善したい場合は、少なくとも3食のうち1食は和食にしてみることをおすすめします。
もちろん3食とも和食にすることが食事療法としては良いことなのですが、場合によっては和食が食べられないこともあるかと思います。そのような場合は、1日に摂る食事の全体的なバランスを考えるようにすると良いでしょう。
栄養が偏ってしまいそうな日は、朝・昼・夜の食事を全体的に見てバランスを取るようにしてください。子宮筋腫には様々な原因があると考えられていますが、健康維持にはやはり毎日の食事が大きく関係しているものです。
子宮筋腫の改善のためには、こうして普段の食事バランスを考える食事療法も取り入れていくと良いでしょう。
新たに注目される子宮筋腫の治療方法、子宮動脈塞栓術(uae)とは
子宮筋腫の治療は主に手術によって行われています。子宮筋腫の手術には、筋腫のみを摘出する「核出手術」と子宮を全摘出する「全摘手術」がありますが、最近では手術以外の治療法によって子宮筋腫の症状を改善させることができるようにもなりました。
そこで注目を浴びているのが「子宮動脈塞栓術(uae)」です。ここではuaeという名称で説明していくことにしましょう。
これまでは手術によって行われることが当たり前と思われていた子宮筋腫の治療ですが、開腹せずに子宮筋腫を治療することができる方法としてuaeが注目されるようになりました。
では、uaeはどのような方法で治療が行われるのでしょうか?ここからはuaeの治療方法について見ていくことにしましょう。
まずuaeでは、外径1.3mmのカテーテルを用いることで治療を行っていくことが特徴となっています。脚の付け根にある大腿動脈からカテーテルを挿入し、エックス線透視を用いることによって子宮動脈まで挿入していきます。
そしてそこから「塞栓物質」と呼ばれる細かい粒子を注入します。すると塞栓物質が流れる血液によって子宮筋腫と関係している動脈へとたどり着きます。
この治療を左右の子宮動脈にたいして行うことで動脈が塞がり、子宮筋腫が大きくなるのを防ぐことができるのです。
治療後は約2時間程度の安静が必要となりますが、約24時間以内には歩行可能になりますし、2日間経てば退院することができます。
uaeは回復するまでの期間が非常に早く済みますし、腹腔の癒着もできにくく、開腹手術のように傷口も残すことがないため、子宮筋腫の手術とはまた違ったメリットが見られることが特徴です。
こうしたメリットによって、新たな子宮筋腫の治療方法として注目を浴びているのです。
しかし、uaeは子宮筋腫の手術と比べると治療費がかかるので、この点についてはあらかじめ注意しておく必要があります。
uaeの治療費は病院によって異なることが多く見られますが、ほとんどの場合、子宮筋腫の手術にかかる治療費と比べると倍以上にもなると言われています。
uaeによる子宮筋腫の治療は保険が適応されないため、通常の手術に比べて治療費がかかってしまう点がデメリットと言えるでしょう。
uaeによって子宮筋腫を治療する場合は、あらかじめ医師に治療費についての相談をしておきましょう。
また、uaeで子宮筋腫を治療する場合には、妊娠していないこと、閉経していないこと、子宮筋腫以外に悪性の病気を抱えていないこと、重いアレルギーがないことが条件となっているため、この条件を満たせない場合はuaeによって子宮筋腫を治療することができないので注意しておきましょう。
このように様々な注意点も多いuaeですが、安全性が高い子宮筋腫の治療方法ですので、子宮筋腫の症状を改善させたいと思っている方々はuaeによる治療を考えてみてはいかがでしょうか?
生薬の力で子宮筋腫を改善、女性の病気に効果的な漢方「桂枝茯苓丸」
多くの女性に見られる子宮筋腫の症状は、非常に様々な原因が考えられていますが、東洋医学では子宮周りの血行不良が原因とされています。ここでは東洋医学において用いられる「漢方薬」と子宮筋腫の関係について詳しく見ていくことにしましょう。
漢方薬は「〇〇の病気にはこの薬」といった処方ではなく、それぞれに合った薬が処方されることが特徴です。漢方薬の種類によって、患者それぞれの症状の改善が見込めるというわけです。
こうした漢方薬は婦人科系の病気にも多く用いられていますが、病気の症状や皆さんの体質によって合う漢方薬は異なっています。そこで、まずチェックしておきたい漢方薬に「桂枝茯苓丸」があります。
桂枝茯苓丸は婦人科系の病気の改善に処方されることが多い漢方薬ですが、皆さんの体に現れている症状によって効果に差が現れます。
では、桂枝茯苓丸はどのような症状に効果を発揮する漢方薬なのでしょうか?ここからは桂枝茯苓丸が効く症状について見ていくことにしましょう。
桂枝茯苓丸が効果を発揮するとされる症状としては、まず月経痛に限らずいつも同じ箇所が痛む場合、月経時にレバーのような血液の塊が出る場合、月経時以外にも不正出血がある場合、あざができると治りにくい場合、目の下にクマができやすい場合、肩凝りが慢性的にある場合、上半身はのぼせがちで下半身は冷えがちな場合、といった症状が当てはまります。
これらの症状が3つ以上見られる場合は東洋医学で言う「お血」であることが考えられます。お血の症状は血液の停滞による血行不良が原因と見られています。
特に月経時に現れることが多く、子宮筋腫の症状もこのお血が深く関わっていると言われています。
東洋医学では、子宮周りの血液が停滞することが原因で鬱血することから筋腫ができるとされているため、漢方薬の桂枝茯苓丸によって子宮筋腫の症状を改善していくことができると考えられているのです。
子宮筋腫の症状は手術やホルモン療法などで治療することもできますが、こうした漢方薬によって症状を改善することも可能です。
ここで紹介した桂枝茯苓丸は、婦人科系の病気では子宮筋腫以外にも月経不順や子宮内膜症、不妊症、更年期障害などの症状の改善も期待できます。
女性の病気に効果が高いと言われている生薬が配合されているため、婦人科で処方されることが多く見られているのです。ただし、漢方薬は人によっては合わない場合も考えられますので、合わない場合はすぐに服用をやめましょう。
また、漢方薬はすぐに効き目を発揮するものではありませんから、継続して治療していくことが重要となります。漢方薬を使った治療を行う場合は、焦らずゆっくりと治療をしていくよう心がけると良いでしょう。
ホルモン分泌を活性化させる「プラセンタ」の子宮筋腫への効果とは
皆さんは「プラセンタ」という成分をご存知でしょうか?プラセンタとは、英語で「胎盤」という意味の成分です。最近では美容サプリメントや化粧品になどに多く使われるようになったことから、注目を浴びるようになってきました。
プラセンタはホルモンの分泌を調整することができる効果のある成分なので、女性ホルモンである「エストロゲン」や「プロゲステロン」といった女性にとって必要不可欠なホルモンの分泌の働きを活性化することができます。
そのため最近は「美容に効果がある」という特徴が注目を浴びていますが、実は婦人科系の病気や更年期障害の改善にも効果がある成分としても有名です。
そしてプラセンタは、不妊や子宮筋腫にも効果があるとされています。ここではプラセンタが子宮筋腫にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきたいと思います。
プラセンタの多くは「プラセンタ注射」によって体内に取り入れることができます。プラセンタを取り入れると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌を活性化させることができ、卵巣機能を強くしていくことができます。
こうした女性ホルモンの活性化によってホルモン分泌のバランスが取れるようになるので、妊娠しやすいからだを作ることができるようになります。そのため、プラセンタは不妊に効果があると言われているのです。
しかし、日本ではプラセンタを使用した不妊治療は行われていません。中国ではプラセンタによる不妊治療が行われていますが、日本においてはプラセンタによる不妊治療には保険が適応されませんので、治療を受ける場合は全額負担しなければなりませんので注意しておきましょう。
そしてこのプラセンタは、子宮筋腫にも効果があると言われています。さらに厳密に言うと、子宮筋腫になりにくいからだを作ることができるようになる、ということになります。
プラセンタは女性ホルモンのバランスを調整することができるので、月経不順や月経による経血の増加も改善させることができます。
そのため、毎月の月経が大きく関わっているとされている子宮筋腫の予防をすることができると言われているのです。
ただし、プラセンタは女性ホルモンを活性化させる効果があるので、既にできている子宮筋腫を小さくしたり、完全に取り除いたりするまでの効果は期待できないことが現状です。
プラセンタには、子宮筋腫の症状を抑制するというよりも子宮筋腫を予防する効果があるとされていますので、今現在できている子宮筋腫に関しては病院で根本的な治療を受ける必要があるでしょう。
子宮筋腫は手術やホルモン療法などで治療を受け、改善していくことができます。症状が軽いようであれば筋腫を摘出しなくても問題ありませんが、症状が重い子宮筋腫の場合は婦人科の医師によく相談して適切な治療を受けることをおすすめします。
筋腫の摘出か子宮全摘出か、自分の子宮筋腫の症状に合った手術方法を
子宮筋腫は症状があっても問題なく生活を送ることができる場合もありますが、月経の経血量が増加したり貧血になったりする場合は子宮筋腫を根本的に治療する必要があります。そこで子宮筋腫の根本的治療として手術が行われます。
現在、子宮筋腫の手術方法には非常に様々な方法があります。ここでは子宮筋腫の主な手術方法について紹介していきたいと思います。
子宮筋腫の手術方法には「核出手術」と「全摘手術」の2つがありますが、核出手術は筋腫のみを取り除く手術になり、筋腫を摘出した後も妊娠を望むことが可能です。
反対に全摘手術は子宮ごと筋腫を摘出する手術方法になります。今後妊娠を望まない皆さんには、再発予防のためにも全摘手術を勧める医師が多く見られています。
ここからはそれぞれの手術方法がどのようなものなのか、詳しく見ていくことにしましょう。
まず核出手術についてですが、核出手術は「腹腔鏡手術」や「腟式手術」、「開腹手術」などによって治療が行われていきます。
筋腫をのみを取り除いていく手術になるため、子宮はそのままの状態を保つことができることが核出手術の特徴となります。
しかし、筋腫を取り除くことができても、場合によっては小さい筋腫の「芽」が残ってしまうことも見られています。
筋腫だけを摘出する繊細な手術でもあるため、全摘手術に比べて細かい検査が多くなりますし、筋腫の小さい芽が残ってしまっていた場合は手術後に子宮筋腫の症状が再発する恐れも考えられます。
これから妊娠や出産をする皆さんには核出手術はおすすめの手術方法となりますが、「今後はもう妊娠を望まない」といった場合は子宮ごと筋腫を摘出してしまった方が良いでしょう。
それでは次に全摘手術の手術方法について紹介していきます。全摘手術の場合も腹腔鏡を使った手術方法や開腹手術によって治療が行われます。
子宮筋腫の症状が軽い場合は腹腔鏡手術によって子宮ごと摘出することが可能となりますが、症状が重い場合は腹腔鏡手術では摘出できないことがあります。
筋腫が大きくなっている場合、癒着が強い場合などは、皆さんが腹腔鏡手術を希望しても医師からは開腹手術を勧められることが多く見られています。
安全性が高い手術方法である方が安心して任せることができますので、子宮筋腫の手術を受ける場合は信頼のおける医師の指示に従うようにしましょう。
このように、現在では様々な手術方法で子宮筋腫を治療することができます。また、子宮筋腫の新たな治療方法としては「集束超音波治療(FUS)」や「子宮動脈塞栓術(UAE)」といったものも注目されるようになりました。
子宮筋腫の治療については、医師とよく相談し納得した上で治療を受けるようにしましょう。
傷口が小さく済む!高い技術が必要な「腹腔鏡手術」で子宮筋腫を治療
現代女性の4人に1人にあると言われている子宮筋腫は、手術によって治療することができます。子宮筋腫の手術には様々な種類がありますが、ここでは「腹腔鏡手術」について詳しく紹介していくことにしましょう。
子宮筋腫のほとんどは良性であるため、症状が軽い場合は治療をせずに生活ができることもあります。しかし月経時に経血の量が増える、貧血になるといった症状がひどい場合は治療が必要となります。そこで子宮筋腫を摘出する手術が行われるというわけです。
子宮筋腫の手術は大きく2種類に分けられ、子宮筋腫だけを取り除く「核出手術」と子宮ごと取り除く「全摘手術」のどちらかの手術法によって治療することができます。
子宮筋腫の手術というと、開腹手術や腟式手術をイメージされることが多いかと思いますが、最近では腹腔鏡手術も取り入れられるようになりました。
腹腔鏡手術は、この核出手術と全摘手術のどちらにも取り入れられ、子宮筋腫の治療に対し大きな役割を果たしています。
では、腹腔鏡手術とはどのような手術方法なのでしょうか?ここからは腹腔鏡手術の方法について見ていくことにしましょう。
子宮筋腫の腹腔鏡手術は、腹部に小さな穴を開け炭酸ガスを注入することから始まります。そしてその穴から腹腔鏡や様々な治療器具を入れて筋腫のみを摘出したり、または子宮ごと筋腫を摘出したりすることで手術を行っていきます。
手術中はモニターに映される腹部内の映像を見ながら行われます。とても高度な技術が必要な手術法であるため、腹腔鏡手術を受ける際には信頼できる技術を持った医師の手術を受けることをおすすめします。
腹腔鏡手術の技術力が高い医師のいる病院を選ぶようにすると良いでしょう。また腹腔鏡手術は、腹部に小さな穴を開けるだけなので開腹手術と比べて傷口が小さく済むことが特徴的です。入院期間も短期間となっているため、早めの回復も期待できます。
ですが、先ほども説明したように腹腔鏡手術はとても高度な技術が必要となる手術方法です。そのため、安心して腹腔鏡手術を受けられる病院を探すことが難しい点がデメリットとも言えるでしょう。
子宮筋腫の治療はできるだけ自宅から近い病院で受けた方が安心できますし、安全な環境で手術を受けることで精神的な負担も少なくなります。
子宮筋腫があること自体が精神的な負担になるものなので、治療に対しての不安は少しでも取り除いておきたいものですよね。
技術を信頼できる腹腔鏡手術を良い環境において受けることができるのであれば、精神的負担も軽くなり、経過も順調に進んでいくことが期待できますが、少しでも不安を感じてしまう場合は信頼して手術を任せられる医師にのみお願いするようにしましょう。
