経血量が増える、貧血症状がある、月経や体調の変化と子宮筋腫の関係
女性の多くにあると見られている「子宮筋腫」。一体どのような症状が起きる病気なのでしょうか?ここでは子宮筋腫の症状について詳しく見ていくことにしましょう。
子宮筋腫のほとんどは無症状である場合が多く、妊娠が発覚した時や検診を受けた時に発見されることが多く見られています。
しかし、体に変化が起きることはもちろんあり、その中でも特に多いとされているのが「月経(生理)」の変化になります。主な月経の変化としては、経血の量が増えることが挙げられます。
では、なぜ子宮筋腫になると経血の量が増えてしまうのでしょうか?それにはいくつかの原因が考えられています。
まず1つの原因として、子宮筋腫ができたことで大きくなった子宮によって、月経時にはがれ落ちる子宮内膜の体積が増加することが挙げられます。
そして子宮筋腫ができると血流にも変化が起こります。そのため子宮内膜にある血管が緊張し、月経時に子宮内膜に流れる血液の量が増えることも考えられています。
また、通常の月経時には子宮の筋肉が縮むことで血管が圧迫され出血が止まるのですが、子宮筋腫があることで筋肉の収縮が正常に行われず、子宮内を均等に収縮することができなくなるため、出血が止まらない状態になってしまうことも原因となっています。
さらに月経時には経血の量が増えるだけでなく、月経痛の症状も多く見られています。普段から月経痛がひどい方々も多いかと思いますが、子宮筋腫ができている場合も月経痛の症状が見られることがあります。
ただし、子宮筋腫の症状のみではなく、「子宮腺筋症」や「子宮内膜症」といった病気である場合によく見られる症状なので、月経痛が強くなった場合は子宮筋腫以外の病気が発症している場合も考えてみた方が良いでしょう。
子宮内膜症などは子宮筋腫と共に現れることが多く見られていますので、不安な点がある場合はすぐに医師の診断を受けるようにしてください。
また、子宮筋腫によって過多出血や貧血といった症状が見られる場合もあります。過多出血とは、経血の量が増える症状になりますが、特に月経時にレバー状の固まった血液が混じっていることなどが主な症状になります。
子宮筋腫が発症して経血の量が増えると、子宮内で固まった血液をすべて溶かすことができなくなるため、レバー状の血液の塊が現れることがあります。
その他、就寝時にシーツに血液がついていたとか、ナプキンを変える回数が増えたという場合も過多出血である場合が考えられます。
また、めまいや立ちくらみがしたりする貧血の症状を伴う場合も子宮筋腫が原因となっていることがありますので、普段と違う体調の変化が見られたらすぐに婦人科の医師の診察を受けるようにしましょう。


