新たに注目される子宮筋腫の治療方法、子宮動脈塞栓術(uae)とは
子宮筋腫の治療は主に手術によって行われています。子宮筋腫の手術には、筋腫のみを摘出する「核出手術」と子宮を全摘出する「全摘手術」がありますが、最近では手術以外の治療法によって子宮筋腫の症状を改善させることができるようにもなりました。
そこで注目を浴びているのが「子宮動脈塞栓術(uae)」です。ここではuaeという名称で説明していくことにしましょう。
これまでは手術によって行われることが当たり前と思われていた子宮筋腫の治療ですが、開腹せずに子宮筋腫を治療することができる方法としてuaeが注目されるようになりました。
では、uaeはどのような方法で治療が行われるのでしょうか?ここからはuaeの治療方法について見ていくことにしましょう。
まずuaeでは、外径1.3mmのカテーテルを用いることで治療を行っていくことが特徴となっています。脚の付け根にある大腿動脈からカテーテルを挿入し、エックス線透視を用いることによって子宮動脈まで挿入していきます。
そしてそこから「塞栓物質」と呼ばれる細かい粒子を注入します。すると塞栓物質が流れる血液によって子宮筋腫と関係している動脈へとたどり着きます。
この治療を左右の子宮動脈にたいして行うことで動脈が塞がり、子宮筋腫が大きくなるのを防ぐことができるのです。
治療後は約2時間程度の安静が必要となりますが、約24時間以内には歩行可能になりますし、2日間経てば退院することができます。
uaeは回復するまでの期間が非常に早く済みますし、腹腔の癒着もできにくく、開腹手術のように傷口も残すことがないため、子宮筋腫の手術とはまた違ったメリットが見られることが特徴です。
こうしたメリットによって、新たな子宮筋腫の治療方法として注目を浴びているのです。
しかし、uaeは子宮筋腫の手術と比べると治療費がかかるので、この点についてはあらかじめ注意しておく必要があります。
uaeの治療費は病院によって異なることが多く見られますが、ほとんどの場合、子宮筋腫の手術にかかる治療費と比べると倍以上にもなると言われています。
uaeによる子宮筋腫の治療は保険が適応されないため、通常の手術に比べて治療費がかかってしまう点がデメリットと言えるでしょう。
uaeによって子宮筋腫を治療する場合は、あらかじめ医師に治療費についての相談をしておきましょう。
また、uaeで子宮筋腫を治療する場合には、妊娠していないこと、閉経していないこと、子宮筋腫以外に悪性の病気を抱えていないこと、重いアレルギーがないことが条件となっているため、この条件を満たせない場合はuaeによって子宮筋腫を治療することができないので注意しておきましょう。
このように様々な注意点も多いuaeですが、安全性が高い子宮筋腫の治療方法ですので、子宮筋腫の症状を改善させたいと思っている方々はuaeによる治療を考えてみてはいかがでしょうか?